15日、和歌山市の演説会場にて、岸田文雄首相が襲撃される事件が起きた。
岸田総理のすぐ後ろに投げられたパイプ爆弾と思われる爆発物は、幸いなことにすぐ爆発することはなく、岸田総理は無事に逃走。
容疑者は、その場にいた漁港関係者と思われる男性に取り押さえられた。
爆発物は、容疑者が取り押さえられた約1分後に、爆発。現場は騒然となったが、警察官が一名軽傷を負うだけで、他に大きなけが人等は出なかった。
安倍元首相の襲撃の記憶が蘇るこの事件。
またもや、政治家の警備問題に破門を広げそうである。
とはいえ、SPは「犯人を捕まえる」のが仕事ではなく、あくまでも「首相を守る」「首相を逃がす」ことを第一優先としているので、SPに犯人逮捕を期待するのは間違いな気もする。
やはり、ここは警察の仕事だろうか。
しかし、爆発物とは、物騒な話しである。
もし、すぐに爆発が起きたら。もし、爆発の規模が、もっと大きかったら。被害の規模はもっと大きくなっていただろう。
人が集まるイベントには、今後は手荷物検査が必須になってくるのだろうか?
犯人の目的は、一体なんだったのだろうか?
政治に不満があったのか。岸田総理に個人的な恨みがあったのか。政治的な何かしらのメッセージなのか。
すし屋での続く迷惑行為のように「便乗してみた」的なノリではないとはさすが思うが、絶対的に否定できないと思ってしまう。
迷惑行為でも目立ててば勝ち。とでも言うように、真似してしまう人たちが多いからだろうか。 嘆かわしいことである。
が、この事件で、容疑者に勇敢に立ち向かった人たちもいることを忘れてはならない。
日本の行く末に不安を覚えつつも、日本もまだまだ捨てたものではない。と、思ってしまう事件である。