日銀が18、19日に開く金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除を決める見通しとなったことが分かった。
決定すれば2007年以来17年ぶりの利上げとなる。
行き過ぎた円安をどうにかするためには、マイナス金利を解除することは望ましいことだ。
日銀は「賃金と物価がそろって上昇する好循環が実現する確度が十分に高まった」と見ている。
しかし、さすがにそれは甘い見通しな気がする。
今春闘の平均賃上げ率が33年ぶりの高さになったが、それが続くとは思えない。
そうでなくても税金の制度は改悪し続け、稼いでも稼いでも税金で賃金が減っていく状態だ。
それに、商品の値上げもある。
2024年の4月も1000品以上の値上げの予定がある。
住宅ローン(変動金利)がどうなるのか? といった不安の声もある。
「景気が良くなるぞ」と、浮かれている人は少ないと感じる。
まぁ、浮かれずに慎重に行く方が経済的には良いかもしれない。